SOTA 金時山(JA/KN-007)

シーズンボーナス

SOTA日本支部の地域限定ルールで、12月1日から3月15日まで間に標高1,100m以上の山で運用した場合、規定のポイントの他に3ポイントのシーズンボーナスが加算されます。今年はトレーニング期間と位置付けて1ポイントの低山ばかり登っていたので、この3ポイントがとても貴重で大きなものに感じられます。今年度は積極的にボーナスポイントを狙っていきたいと思います。

今回、自分の技量や装備の準備状況等を踏まえて、初心者にも登りやすい箱根の金時山(標高1,212m)に行ってきました。

アクセス

金時山は色々な登山ルートがあるようですが、今回は公時(きんとき)神社から登ることにします。小田急 小田原駅から箱根登山バスの桃源台行きに乗り、仙石バス停で下車します。そこから徒歩で公時神社に向かいます。

自宅(世田谷)から箱根へは結構距離があるのですが、小田急ロマンスカーがとても速く、さほど遠さを感じませんでした。特急指定席料金も手頃だったので、今後、同じ箱根にある明神ヶ岳や丸岳にも行ってみようと思います。

金時山(JA/KN-007)

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仙石バス停から国道138号沿いを歩いていくと公時神社に到着します。このまま境内を抜けていくと登山道につながります。

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金太郎をモチーフにしたマサカリが置いてあります。金時山は金太郎(坂田金時)の故郷とされています。

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登山道を登っていくと巨大な「金時宿り石」と呼ばれる岩がありました。特に説明はなかったのですが、あとで調べたところ金太郎と山姥が住んでいたところという伝承があるようです。

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ダイエットの成果でしょうか、さほど苦しまずに登ることができました(SOTAを始めた今年2月から山登りに向けた身体づくりを始め、その一環で約10kg減量しました)。

頂上は開けており、写真の通り富士山が一望できます。ただ、この時は残念ながら雲がかかっていました。

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頂上にはお店が2軒あります。お昼も食べていなかったので、おでんを頂きました。

人気がある金時山は頂上が多くの登山客で賑わっています。さて無線の運用をどこでやるか...。

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よく参考にさせて頂くSOTAアクティベーター JA1CTC局のサイト「ジオサミットでひとこえ」によると、(金時山山頂の)「北側(足柄峠側)の小屋の裏から少し下がった所に広場になった場所があった」とのことだったので行ってみました。すると、登山道の脇にまさにアマチュア無線の運用にしつらえたかのような区画がありました。

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本日のシャックです。ここに入ってくる登山客はおらず迷惑をかける心配も不要で落ち着いて運用できました。

自宅では運用が難しい周波数順に1200MHz → 144MHz → 430MHzと進んでいきます。ロケーションが良くまた標高も十分にある為、多くの局にお声がけ頂きました。

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14:00頃に閉局。山頂に戻ると既に人影はまばらでした。身体も冷えていたのでお店でカップヌードルを頂いた後に下山しました。

運用を終えて

冬季登山の経験が乏しく、この時期の標高1,200mの山の状況を想像することができず、どの程度寒いのだろうか?雪が残っていたりするのだろか?と色々と不安がありました。ただ、この日は幸いなことに山頂の気温は8℃くらいあり、山頂で着る中間着(フリース)やチェーンスパイクなど持って行った冬季装備は使わずに済みました。ただ、準備を怠る訳にはいきませんので、引き続きしっかりとした装備で冬季登山に臨みたいと思います

金時山、好きになりました。無線運用という観点ではこれまで権現平が一番良かったと思っていましたが、金時山も落ち着いて運用することができました。しかも景色が素晴らしい!ボーナスポイントも付くし、毎年この時期に訪れたいと思います。

使用機材 / 運用記録

■使用機材
・Rig : YAESU FT3D / ALINCO DJ-G7
・Ant : DIAMOND RH770 / SRH951S

■運用記録
・430MHz(FM): 9局
・1200MHz(FM): 3局