何を優先すべきか

2021年の冬から何を思ったかスキーに挑戦し始めました。30代の頃にスノボに熱中したことはあるのですが、スキーは全くの初めてです。

スタッドレスタイヤがないので主に屋内スキー場の狭山スキー場をメインの練習場とし、雪が少なくなった春先にはふじてんスノーリゾートカムイみさかスキー場などにも出かけて黙々と練習を重ねてきました。シーズンも終わろうという3月下旬にはバッジテスト3級を受験し、無事合格することができました。簡単とされる試験ですが、今シーズンの目標として一生懸命に取り組んできたのでとても嬉しかったです。来シーズンはバッジテスト2級を目標に、15~18日くらい滑走日数を確保して中級~上級のコースで練習を重ねていきたいと思っています。

少し心配なのは、もう50歳になろうという年齢で始めたので、若い頃と違って思うように上達しないのではないかというのが気掛かりです。ただ考えようによっては、私の残りの人生で今が一番若いので今が一番可能性に満ちているとも言えます。

今現在を全力で取り組みたい。そのように考えるとスキーシーズンはスキーに集中していきたい。ここ数年、城めぐりやSOTA(アマチュア無線と登山)を楽しんできたけど、これらは定年になってからでも楽しめます。現役でいられる期間も先が見えてきたので、今しかできないことを優先して取り組んでいきたいと考えるようになりました。

そのような想いに至ったとき、ふと社会人人生についても考えるようになりました。 私も若手のつもりでいたのですが、気づいてみれば来年は50歳となり、ベテランどころか現役時代もあと10年で社会人人生をどのように締めくくっていくのかを考えていかなければならない年齢となりました。ほんと、36歳だったのはつい最近のことのように思っていたので、戸惑いすら覚えます。

仕事に関する勉強は何を優先すべきか。50代のエンジニアがLPICCCNPを目指すことに意味があるのかとも思うのですが、 私自身のポジションはStaff Technical Specialistという現場レベルのエンジニアなので、依然として実践的な技術力が要求されています。

また会社が注力している分野、例えばクラウドだったらAWSやAzure、ネットワークだったらデータセンターネットワークやSD-WANなど、会社の事業戦略に沿う分野の勉強をしていくことも必要でしょう。

あと数年はベンダー資格を中心に勉強していきたいと思っています。ただ、いつまでも一作業員レベルのポジション・待遇に満足しているつもりはありません。このStaff Technical Specialistという扱いには強い不満をもっています。これは中途採用であることや前職の年収が低かったことなども関係しているでしょう。ただ不満ばかり言っていてもしょうがないので、来年早々に一つ上のポジションであるExpert Technical Specialistの認定審査の申請を行う予定です。もう頑張ればいつかは報われると悠長に構えているつもりはなく、この件に関しては1~2年で結果を出すつもりでいます。

技術以外にも英語をこれまで以上に重視していきたいと思っています。TOEICのスコアが昇進の際の条件の一つともなっていますし、また可能性を広げるためにも英語は必須のように思います。TOEICで一定のスコアを目標にするだけではなく、英検にも挑戦して実践的な英語能力を身に付けていきたいと思っています。

時折、勉強することがバカらしく感じることもあります。もう50代になったら今の給料を維持できるだけの最低限の仕事をすればよく、勉強はやめて余暇は全て趣味に費やすことができたらなと思ったりもします。

けど、もうちょっと頑張ってみます。まだ、技術者としてもリーダーとしても成長できると信じているので。