SOTA 観音寺山(JA/SI-058)/ 初めてのSOTA運用 / 観音寺城

昨年11月にアマチュア無線の免許を取得し、ハンディ無線機も購入しました。早速、山に登ってSOTAを楽しもう!と思ったのですが、初めての交信は緊張するものです...。自宅で運用経験を積んでからSOTAに臨もうと計画したのですが、住宅密集地のマンション低層階という立地に加え、窓辺に小さなホイップアンテナという環境では、思うように交信ができませんでした。

いつしかSOTAはもちろん、アマチュア無線からも関心が遠のきかけた頃、お城巡りの一人旅で訪れようと思っていた滋賀県にある観音寺山がSOTA対象の山(JA/SI-058)であることが分かり、十分な経験もないままSOTAに挑戦することにしました。

SOTA(Summits On The Air)とは?

一定の基準に従い選定された山の山頂から無線で交信を行い、標高に応じたポイントを得るというアワードプログラムです。SOTAの本部はイギリスにあり、世界的に活発に活動が行われています。

アワードにはいくつか種類があります。自身が山に登ってポイントを獲得する場合(アクティベータという)、1000ポイントを達成するとMountain Goat (山のヤギ)というステイタスを得ることができます。また、自宅やその他の場所から山頂に居るアクティベーターと交信することによりポイントを獲得する場合(チェイサーという)、同じく1000ポイントでShack Sloth (シャックのナマケモノ)というステイタスを得ることができます。1000ポイントの実現は大変だと思いますが、100, 250, 500, 1000ポイントごとに認定証を発行することができます。

私自身は前述の通り、自宅の環境がアマチュア無線の運用に向いていませんので、アクティベーターとしてSOTAを楽しみ、ライフワークとしてMountain Goat (山のヤギ)を目指していこうと思っています。

観音寺山(JA/SI-058)

観音寺山(繖山(きぬがさやま)とも言う)は滋賀県の琵琶湖の東に位置する標高441mの山です。

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JR安土駅からレンタサイクルで麓の桑実寺会議所に移動して登り始めます。

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低山と侮っていたのですが、久しぶりの登山に加え、最近体重も増え気味で、急で険しい山道にとても苦労しました...。途中で断念しようと思ったくらいです。

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観音寺山の中腹にある桑実寺。写真の本堂は国の重要文化財とのことです。

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道なりに登っていくと観音寺城の本丸跡に着きます。そこから観音正寺方面に下っていくと、山頂へ向かう道が現れます。

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山頂に着きました!早速運用開始です。

なかなか交信できずにいた自宅とはうってかわり、山頂という絶好のロケーションを得て、無事、規定の4局以上の局と交信する事ができました!初めてのSOTA、そして初のポイントゲットという事でとても嬉しかったです!

■無線機器
・Rig : YAESU FT3D
・Ant : DIAMOND SRH770S

■運用記録
・144MHz(FM): 4局
・430MHz(FM): 4局

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その後、観音寺山にあるもう一つのお寺、観音正寺に参詣してきました。

観音寺城

今回の旅行の当初の目的は、観音寺山にある観音寺城を訪れることでした。観音寺城は近江守護六角氏の居城として知られています。戦国時代に六角氏は織田信長に同地を逐われ、以後は廃城になったと考えられています。なお、このお城は日本城郭協会が選定した日本100名城の一つにも選ばれています。

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山頂には今も立派な石垣が残ります。

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観音寺城の大石垣です。観音寺城は中世山城に分類されるのですが、近世城郭のような石垣を備えているのが特徴です。

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近隣にある安土城も訪れ、日本100名城のスタンプも押してきました。

最後に

帰宅後、SOTA DATABASEにログをアップしました。

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1ポイントとわずかなポイントですが、私にとっては大きな一歩となりました。交信頂いた皆さんはとても親切で、慣れないオペレーションにも関わらず素敵な交信を楽しむことができました。まさにアマチュア無線の面白さ・醍醐味を初めて体験することができました。

今回の経験はとても大きな自信となりました。今後、この経験を活かして、東京近郊の山を中心にSOTAの活動を行っていこうと思います。

アマチュア無線を始めました!

登山や旅行の際に無線機を持ち出して交信を楽しもうとアマチュア無線の世界に飛び込みました。

受験の経緯

以前より、登山の際に万が一に備えてアマチュア無線のハンディ機を携行しようかと漠然と考えていました。携帯電話等の普及により近年はアマチュア無線の人気もかげりが見えているようですが、一昔前は「King Of Hobby(趣味の王様)」と言われたこともあるほど奥が深く魅力的な世界でもあるようです。

インターネットや専門誌などで調べていくうちにアマチュア無線への興味・関心が募ってきます。入門的な位置づけの四級であれば比較的簡単に取得できると知って試験を受験することにしました。

第四級アマチュア無線技士試験の概要

アマチュア無線の資格は第一級から第四級まであります。一級~二級は上級資格と位置付けられており取得のハードルも高いのですが、三級~四級は初級資格とされ基本的な勉強を怠りさえしなければ取得は容易とされています。

【第四級アマチュア無線技士 試験内容】

  • 法規:12問
  • 無線工学:12問
  • 試験時間:60分

合格基準は法規、無線工学それぞれで、60点満点中、40点以上を取る必要があります。

試験実施日は東京に関して言えば、年4回設定されている試験日(事前申し込みが必要)の他に、毎月、日本無線協会本部で当日受付の試験を実施しています。当日受付の試験は、不意の予定の変更や勉強の進捗に応じて試験日を選べるのでとても助かります。

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晴海にある日本無線協会本部

詳細は下記日本無線協会のホームページを参照して下さい。

使用教材・勉強方法

第4級ハム国試 要点マスター2019

定番とされている試験対策書です。これ一冊で十分合格することができます。

試験の出題内容はほとんどが過去に出題された問題であることから、勉強方法としてはひたすら過去問を解くことになります。

法規については理解は難しくはなく、特に勉強していく上で困る事はないかと思います。ただ、無線工学に関しては、本来であれば専門の教育が必要とされるような分野であり、難しいと感じる事も多かったです。前述のように試験は過去問からの出題であるので、分野によっては丸暗記で臨むことにしました。

簡単とされている試験ですが、これまでアマチュア無線の運用経験もないことから用語からして馴染みがなく、出題範囲を一通り理解し覚えるにはそれなりの勉強時間が必要でした。

試験後の手続き

試験時間は60分ですが、試験開始後30分が経過したら試験会場から退出することができます。ほとんどが目にしたことのあるような出題だったので特に悩むこともなく回答し、30分が経過したところで退出しました。

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合格発表は試験終了後、1時間ほどで行われます(後日、郵送でも合否の通知が行われる)。

試験に合格しただけでは無線機を使い電波を利用することはできません。おおまかに以下の流れで手続きを行う必要があります。

アマチュア無線を利用するまでのおおまかな流れ

  1. 無線従事者免許申請
  2. 無線機購入
  3. 電波利用 電子申請・届出システム ID/パスワード発行申請
  4. 開局申請

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国が発行する免許証ということで、下手なベンダー資格よりありがたみがあります。

■試験から開局までの時系列

日付 イベント 備考
9月29日 第四級アマチュア無線技士国家試験 受験(当日受付) 試験申請書代:120円
試験手数料:4,950円
10月2日 無線従事者免許申請(郵送) 手数料(収入印紙):1,750円
郵送費:488円
※返信用簡易書留費を含む
10月20日 無線従事者免許証 受領
10月21日 電波利用 電子申請・届出システム Lite ユーザID/パスワード発行申請 無線従事者免許証の番号が必要
10月23日 無線機(YAESU FT3D)購入
10月24日 電波利用 電子申請・届出システム Lite ユーザID/パスワード受領
10月25日 開局申請(電波利用 電子申請・届出システム Lite) 無線機が必要
11月11日 申請手数料 電子納付手続のお知らせ 受信
同日、申請手数料 納付
申請手数料:2,900円
11月12日 免許状返信用封筒 送付 郵送費:168円
※返信用郵送費を含む
11月14日 審査終了
11月15日 無線局免許状 受領

無線局免許状には割り当てられたコールサインも記載されています。私のコールサインは以下の通りでした。

JJ1VJT

以上のように、試験合格から無線局免許状を得て無線機を利用できるようになるまで、約2か月程度の期間が必要となります。

今後の楽しみ方について

アマチュア無線は奥深い世界であることから、長期的に運用経験を積み、勉強等を通じて技術的な知識を習得していきたいと思っています。ただ、何かと多趣味な上に育児や仕事に関する勉強も怠ることができない中、アマチュア無線に大きく時間を割く事も難しいと思っています。

当初の取得動機の通り、登山における楽しみの一つとして、主に山での移動運用に限定してアマチュア無線と付き合っていこうと思っています。

そんな私にちょうどピッタリのアワードプログラムがあることを知りました。

SOTA(Summits On The Air)と言われるもので、一定の基準に従い選定された山の山頂から交信を行い、標高に応じたポイントを得るというアワードプログラムです。SOTAの本部はイギリスにあり、世界的に活発に活動が行われています。山頂という絶好のロケーションを得て、海外の愛好家との交信も夢ではないでしょう。

登山だけではなく、アマチュア無線も技量を高めていきたい。経験を重ねてより標高の高い山に挑戦したい、無線機やアンテナ設備の改善を重ねよう、CW(モールス通信)を習得しよう、上級試験を目指して海外と交信しよう等、目標や夢はどんどん広がります。

まずはFT3Dを片手に近場の山からスタートし、少しずつ上達・向上していく過程を楽しもうと思っています。

AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト受験記

先日、AWSAmazon Web Services)認定試験 ソリューションアーキテクト – アソシエイトを受検し、無事、スコア836点で合格することができましたので、受験記として使用した教材や勉強方法について紹介したいと思います。

受験の経緯

最近、TwitterなどのSNS上で、AWSの認定試験であるソリューションアーキテクト – アソシエイト(以下、AWS SAA)に関する記述を目にする事が多くなりました。

私自身はこれまで仕事でAWSを利用する機会は全くなかったのですが、お客様環境で部分的にAWSが利用される機会が増えてきているとの印象を持っていました。特にAWS習得の緊急度は高くなかったのですが、お客様環境の理解、そして自身の技術領域を広げる為にAWS SAA試験を受験する事に決めました。

なお、所属企業においては、私に限らず全社的に見ても業務としてAWSの導入を行った事例は未だないと思うのですが、業務システムのクラウド化という昨今の時流を踏まえてAWSは重点ソリューションとして位置付けられていました(従って、受験料は負担してもらえる)。

AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験の概要

AWS認定試験体系におけるAWS SAAの位置付けは下図の通りです。

ソリューションアーキテクトのアソシエイトレベルの試験であり、推奨される知識・経験として”AWSにおけるクラウドの実装と問題解決に関わる1年以上の実務経験”を想定しているようです。

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AWS Certification Current Roadmap

そもそも、ソリューションアーキテクトとはどうゆうものなのかについては、AWS SAAの試験ガイドの以下の記述が参考になると思います。

AWS 認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト」(SAA-C01) 試験は、ソリューションアーキテクトロールを遂行する人を対象としており、AWS 上でセキュアかつ堅牢なアプリケーションを設計および展開する方法についての理解度を評価するものです。

この試験で評価する能力は次のとおりです。

・顧客の要件に基づき、アーキテクチャ設計原則に従ってソリューションを定義する。

・プロジェクトのライフサイクル全体を通じて、ベストプラクティスに基づいた実装を行うためのガイダンスを提供する。

AWSの各種サービスの仕様・特徴を踏まえて、お客様の要件に合わせてベストプラクティスに基づいたソリューションを設計する人、という理解で良いかと思います。

使用教材・勉強方法

1.AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト

AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト

AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト

徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト ? アソシエイト教科書

徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト ? アソシエイト教科書

AWSについてゼロから勉強するにあたり、体系的に学習したいと思い、AWS SAA用の参考書を利用しました。主要なサービスについての機能・仕様・特徴などが体系的にまとめられており、まずは最初のステップとして利用するとよいと思います。

私はSBクリエイティブから出版された参考書を利用しましたが、特にこれを推奨するつもりはなく、同様の書籍はインプレスからも出ているので、どちらか自分に合う方を選べばよいと思います。

なお、AWS SAAは2018年2月に試験内容が改訂されています。参考書を選ぶにあたっては、新試験へ対応しているものを選びましょう。

2.AWS Black Belt Online Seminar / AWS サービス別資料

上記参考書では紙面の都合もあり、十分な説明がなされておらず理解が難しいという状況が何度かありました。情報を補うためによく利用したのが、AWS Black Belt Online Seminarの資料です。上記ページにプレゼンテーション資料が掲載されており、必要に応じて参照して理解の一助としました。

なお、AWSではそのほかにもユーザーガイドやホワイトペーパー、よくある質問などが用意されており、日本語の資料がとても充実しています。ただ、これらの資料に目を通していると時間がいくらあっても足りません。今回はアソシエイトレベルの試験であることから、必要以上に仕様を追求せずに自分の中で腑に落ちる程度の理解を目指しました。

3.QWIKLABS Solutions Architect - Associate

QWIKLABSというサイトで、AWS SAA取得に向けて7つのハンズオンラボをまとめたコースが用意されていました。このハンズオンラボは試験合格に向けた勉強としては必須ではありませんが、全くAWSの経験がなかった為、理解を深める為に利用しました。

準備されている7つのハンズオンラボは以下の通りです。

  • Introduction to AWS Identity and Access Management (IAM)
  • Working with Elastic Load Balancing
  • Working with Amazon Elastic Block Store (EBS)
  • Introduction to Amazon EC2
  • Caching Static Files with Amazon CloudFront
  • Creating an Amazon Virtual Private Cloud (VPC) with AWS CloudFormation
  • Building Your First Amazon Virtual Private Cloud (VPC)

残念ながら無料ではありません。7つ全てのコースを受講するには29クレジットがかかります(1クレジット=$1)。

4.AWS認定 - 試験対策 「ソリューションアーキテクト - アソシエイト」

ちょうど試験勉強を始めた頃に、AWS Innovate Online ConferenceというイベントがWeb上で開催されていました(2019年4月8日~2019年5月7日)。その中のコンテンツの一つとして、”AWS 認定 - 試験対策 「ソリューションアーキテクト - アソシエイト」”というセッションがあったので、その講演資料を教材として利用しました。

5.AWS提供 - 模擬試験

勉強を進めるにつれて、想像よりもサービスが多く且つそれぞれ複雑で、このままでは試験合格も難しいのではないかと不安になり、少しでも情報を集めたくてAWSが提供している模擬試験を受験しました。

試験を終えて

試験勉強を始める前は、AWS仮想マシンを提供するIaaSという程度の認識でいた為、こんなにも多様なサービスが展開されているとは思いもよりませんでした。

ネットワークエンジニアとしてキャリアを積んできた私にとって、VPC・EC2・ストレージ・運用支援・セキュリティまではなんとか理解することができたのですが、その他のサービス、特にデータベースやプロビジョニングサービスについては動作・仕様を理解するのにとても苦労しました。前述のAWS Black Belt Online Seminarのプレゼンテーション資料を参考に、動作・仕様の理解に努めました

勉強期間は1か月ほどで受験しましたが、十分に納得いくまでの理解を目指すのであれば、最低、2か月は必要だと感じました。

可能であればAWSが提供している模擬試験は受験された方が良いと思います。

本試験で重視されているのは、AWS Well-Architected Frameworkが謳う所の「運用の優秀性」「セキュリティ」「信頼性」「パフォーマンス効率」「コスト最適化」の5つの観点について、ベストプラクティスに沿ったソリューションを提供できるか、という点にあるかと思います。模擬試験をはじめなるべく多くの問題に触れる事により、ベストプラクティスに沿った考え方を学び身に付けることが大事だと思います。

AWS SAA試験は、当然のことながらAWS固有のサービスについての試験になる訳ですが、根底の考え方はAWSに限定されない普遍的なアーキテクチャ設計概念であると感じました。これからも時代の趨勢として、企業システムのクラウドの活用は進んでいくと思います。AWS SAAは、クラウドを活用したシステムアーキテクチャの基本的な考え方を学ぶのに、ちょうど良い入口となる試験だと思いました。

英語勉強方針(2019年版)

はじめに

2019年の抱負で述べたように、今年は英語学習に力を入れていこうと思っています。1月からスタートダッシュを決めたかったのですが、仕事も多忙を極める中、CCIE更新の勉強にも時間を取られ、英語学習に手を付けることができませんでした。諸々一段落がついたので、英語学習への取り組みを開始していきたいと思います。

そもそも英語学習に力を入れようと思った動機ですが、そろそろ一介のSEは卒業し、これまで培った技術と経験をもとに、自分の年齢にあったステージ・新たな領域へ挑戦していくべきではないかと漠然と感じていたことにあります。

具体的な将来像を描ききれていないのですが、所属している会社がグローバルを強く志向していることもあり、英語は会社における自身の価値を高め可能性を広げてくれるのは間違いなく、長年の大きな課題であった英語に本格的に取り組んでいこうと思っています。

まずは実践的な英語力の習得より、アピールしやすいTOEICの点数獲得に主眼を置きます。800点以上を今年の目標に設定し、3~4か月毎に試験を受けようと思っています。

勉強方針

日本の企業における英語能力を測る指標はTOEICであり、当面は800点台、将来的には900点台を目標に勉強を行います。

これまで実践的な英語能力を高めることは、TOEICの点数にもそのまま結びつくと考えてきましたが、この考えを改めます。正論ではあると思うのですが、その努力が点数に現れるのには少し時間がかかり過ぎるように思います。

TOEICも試験である以上、TOEICに特化した試験対策の為の勉強を行い、てっとり早く成果(点数)を求めていきたいと思います。

使用教材

語彙力強化

これまでもCisco Pressなどの洋書を読むことはあったのですが、試験を受ける上では絶対的に語彙力が不足しています。「TOEICに出る単語だけ」に特化した単語帳で、英語習得の基礎体力となる語彙力を高めていきます。

ヒアリング対策

ヒアリングは全くダメですね...。試験の出題形式に沿った問題を繰り返し、よく出るパターンを認識して対策を講じたいと思います。

【新形式問題対応/CD-ROM付】 TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 2 & 1

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文法対策

文法書の定番「総合英語Evergreen」で体系的に英語学習を進めていきますが、並行してTOEICに頻出する文法問題をまとめた評判の高い「1駅1題 新TOEIC TEST文法特急」で試験対策を行います。

総合英語Evergreen

総合英語Evergreen

1駅1題 新TOEIC TEST文法特急

1駅1題 新TOEIC TEST文法特急

瞬間英作文

シチュエーション毎のあり得る会話や意見などを英語で表現するために、フレーズとして丸覚えしていきます。

恐らく勉強を重ねていけば、早晩、TOEICで800点台、900点台と取れるようになると思います。しかし会話できるようになるかというと話は別で、やはりスピーキングの訓練が必要になると感じています。基本的なフレーズを覚え、そこから応用し組み合わせて自身の意思を英語で表現できるようになるのではないでしょうか。この勉強自体はTOEICの点数に結びつくとは思っておらず、実践的な英会話能力を養うための勉強として位置付けています。

会話できる英文法大特訓 CD付

会話できる英文法大特訓 CD付

TOEICの全てのパートを網羅できていなのですが、いっぺんに全ての勉強はできませんから、まずは上記取り組みを行い、順次他のパートの対策も進めていきたいと思います。

TOEICテストは2019年5月26日(日)に実施される第240回をまず受験するつもりです。

諏訪高島城

年末年始のまとまったお休みに、どこかお城を訪れたいと計画したのですが、この時期はたいていのお城が休館日となり日本100名城のスタンプが押せません。そんな中、高島城は年末こそお休みでしたが、正月三が日は開館している事を知り、年明け早々訪れる事にしました。

ちょうどこの頃、新田次郎著「武田信玄」を読んでおり、作中で舞台の一つともなっている長野県の諏訪地方を訪れることも楽しみでした。

アクセス

JR上諏訪駅から徒歩約15分程です。

東京からだと特急スーパーあずさを利用する事になるかと思います。時期によってはとても混む路線ですので、指定席の事前予約をすることをお勧めします。

スタンプ設置場所

  • 高島城天守閣資料館一階展示室内

沿革

高島城自体は武田信玄が活躍した時代のお城ではなく、それより後の文禄元年(1592年) に豊臣秀吉の家臣・日根野高吉によって築城されました。日根野高吉は安土城大坂城の築城にも携わったことがあることから、高島城も織豊系城郭として石垣や天守を備えたお城として築かれました。

その後、慶長6年(1601年)に譜代大名の諏訪頼水が2万7千石で入封し、以後、明治維新まで諏訪氏が当地を治める事となり、高島城は諏訪藩の政庁として威容を誇りました。

訪問記

天守閣は昭和45年(1970年)に復興されました。当時の天守閣は屋根に瓦ではなく、檜の薄い板を葺いた柿葺(こけらぶき)だったそうです(復興天守では銅板葺が用いられている)。

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天守閣3階の展望台から望む諏訪湖。当時は城のすぐ傍まで諏訪湖が迫り、湖上に浮いて見えたことから別名「諏訪の浮城」と呼ばれ、日本三大湖城の一つとして数えられたそうです。現在は諏訪湖干拓が進み、水城の面影は失われています。

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館内に展示がありましたが、美しい諏訪湖、そして湖畔に立つ高島城が葛飾北斎などにより浮世絵に描かれています。画像は葛飾北斎富嶽三十六景 信州諏訪湖」(Wikipediaより)。

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小説「武田信玄」では、天文11年(1542年)に武田晴信(信玄)が諏訪領に侵攻し、諏訪家当主の諏訪頼重を自害に追い込みます。これにより諏訪家は滅んだのかと思っていましたが、諏訪頼重の従兄弟に当たる諏訪頼忠により諏訪家は再興し、その子諏訪頼水を初代藩主とする諏訪藩が江戸時代を通じて諏訪地方を治めていことを知り、嬉しい気持ちになりました。

2019年の抱負

はじめに

2017年1月に転職し、丸2年が経過しました。

前職では長らく勉強を怠り、若い頃に懸命に勉強して積み重ねてきた貯金(知識・技術)で案件をこなすような日々を過ごしていました。転職に際しては、これまでの実績やCCIEの資格、または面接でのコミュニケーション能力等を評価頂き採用につながりましたが、私自身は昨今の技術トレンドに追いつけていない旧来型のスキルしか持ち合わせていないことを痛切に感じていました。

転職を機に、既存技術の復習と併せて、ネットワークエンジニアからサーバ周りまでをカバーするインフラエンジニアへ の脱却を念頭に勉強を行ってきました。今年もその方針に変わりはなく、継続してネットワーク・サーバ周りの技術習得に励んでいこうと思っています。

それらに加えて、今年から、Pythonによるプログラミングの学習を取り入れていこうと思っています。”Network Programmability and Automation”というのは、ここ数年ネットワーク業界で特に目にすることが多くなったキーワードかと思います。正直、私の業務ですぐに必要になる感じではないのですが、ネットワーク分野においてもプログラミングの比重が高まっていくのは間違いなく、その準備としてもPythonの学習に取り組んでいこうと思っています。

また、技術領域以外では英語学習にも力を入れていきます。昨年のタイ出張を機に英語学習の意欲が高まったこともあるのですが、自身の市場価値を高めるだけではなく可能性を広げる為にも必要と感じています。

私も決して若くはなく年々衰えを自覚するような年となりましたが、とは言え引退を考える歳でもない。むしろ、これからより一層頑張っていかなければならない時期だと思っています。今年も懸命に自己研鑽に励むつもりです。

2019年の方針と目標

1. 既存ネットワーク技術領域

長年携わっている分野でもあるので既にある程度の知識の積み重ねはあるのですが、忘れてしまっていることも多く、CiscoPressのRouting TCP/IP Volume I、及びVolume IIを読み返して復習をしたいと思っています。ただ、勉強しなければならない事が多い中、復習にそこまで比重を置くことはできないかもしれません。

Routing TCP/IP, Volume 1 (CCIE Professional Development Routing TCP/IP)

Routing TCP/IP, Volume 1 (CCIE Professional Development Routing TCP/IP)

Routing TCP/IP, Volume II: CCIE Professional Development (2nd Edition)

Routing TCP/IP, Volume II: CCIE Professional Development (2nd Edition)

また今年担当する顧客が、Cisco WLC(Wireless LAN Controller)とAironet を大規模に導入しており、案件理解を深めるために無線LANに関する勉強を行うつもりです。こちらは業務に直結することもあり、疎かにできません。下記書籍で勉強を進め、併せてCCNA Wirelessも受験できたらと思っています。

CCNA Wireless 200-355 Official Cert Guide (Certification Guide)

CCNA Wireless 200-355 Official Cert Guide (Certification Guide)

1-1. 目標資格

2. 既存サーバ技術領域

今年はLinuxに加え、DNS BIND等のサーバに関する学習を進め、独自ドメインを取得の上、既に契約済みのさくらのVPS上でサーバの構築・運用をすることを目標とします。インフラエンジニアとしてサーバ構築・運用の基本として押さえておくべき事柄であり、枯れた技術であることもあり、特に情報発信は考えていません。

できればLinuxだけではなく、Windows Serverの基礎知識も習得したいと思っています。これまで担当してきた案件で、Windows ServerのActive Directoryとの連携が必要になるケースがいくつかあり、企業ネットワークで使われているWindows Server、特にActive Directoryに関する基礎的な知識も習得できたらと思っています。

3. 新しい技術領域

新しい技術領域に取り組むためのベースとなる技術として、今年はPythonを通じてプログラミングを学んでいこうと思っています。効率よく学ぶため、いま流行りのオンライン学習、その中でもPythonオンライン学習サービスのPyQのコースを受講しようと思っています。

プログラミングは使わないと直ぐに忘れてしまう気がします。多少強引でも実務に結び付けて活用していきたいと思っています。

4. 非技術領域

前述の通り、自身の市場価値・可能性を広げていく為に、技術だけではなく英語にも力を入れていこうと思っています。まずは実践的な英語力の習得より、アピールしやすいTOEICの点数獲得に主眼を置きます。800点以上を今年の目標に設定し、3か月に1回の頻度でTOEIC試験を受けるつもりです。

4-1. 目標資格

ちょっと詰め込みすぎな目標で全て達成するのは困難かもしれませんが、コツコツと積み重ねて頑張っていきたいと思います。

タイ バンコク出張記

先月、初めての海外出張でタイ バンコクを訪れました。

現地での作業自体は簡単なものなのですが、これまで非常に苦しみながら進めてきたプロジェクトの成否が問われる内容で、初めての海外出張に高揚した気持ちはなく、不安や緊張感などを抱えながらの渡航となりました。

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兵庫出張から帰宅した翌日、休む間もなくタイへ向かいました。

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プロンポン(Phrom Phong)という駅からほど近い、DoubleTree by Hilton Sukhumvit Bangkokというホテルに滞在しました。

仕事自体は若干課題が残りはしたものの、当初の目的を十分に果たし、プロジェクトを大きく前進させる事ができました。

ホッと安堵した翌日は予備日ということで一日フリーとなったので、観光名所であるワット・ポーとバンコク国立博物館を訪れてきました。

ワット・ポー

まず最初に訪れたのは、バンコク最古の寺院であり、横たわった巨大なお釈迦様でも有名なワット・ポーです。

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金色の大きなお釈迦様が横になっています。

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全体像はこんな感じ。

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お釈迦様の足の裏。見事な螺鈿細工が施されています。

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小さなコインが沢山入ったカップを買って...

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108つ並んでいる鉢にコインを入れていきます。煩悩を消滅させるそうです。

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寺院内には仏塔が立ち並びます。

バンコク国立博物館

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トゥクトゥクバンコク国立博物館まで移動しました。

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結構飛ばすし、外が近いし、ちょっと怖い...。

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タイの至宝を鑑賞。

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豪華な王様専用の車。説明にはチャリオット(Chariot)と書いてあったと思います。輿のようなイメージを抱いていましたが、戦車のイメージの方が近いのでしょうか。

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カッコいい守り神。帰国後、調べたのですが、なんという生き物なのか分かりませんでした。館内に説明があったのですが、全く覚えてない...。

食事

せっかくタイに来たのだから、屋台で現地の料理でも食べたかったのですが、いまいち一歩を踏み出すことできずに終わってしまいました...。

日本企業の進出著しいタイ、中でも私が滞在したプロンポン周辺は、日本人のバンコク駐在者が多く住んでいるそうで、街には至るところに日本語の看板を目にすることができました。食事も困らず、結局、日本に居る時と同じようなものばかり食べていました。

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ホテルでの朝食。美味しい!

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ホテルの室内にある無料のミネラルウォーター。とても重宝しました。

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味は日本で食べるものと遜色がありません。

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たぬきうどんと揚げ出し豆腐。

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これはセブン-イレブンで買った、タイ米のちょっと辛めのピラフ。気に入って、毎日夜食に食べていました。

帰国して

タイはフィリピンのように英語が通じるイメージを持っていたのですが、日常的に英語が使われている社会ではないという印象でした。とはいえ、ホテルなどの外国人が多く訪れる場所では英語が使われています。海外に行くと、もっとコミュニケーションを取れるように英語の勉強を頑張ろう、という気になりますね。

正直、この出張は億劫に感じていたのですが、現地に着いてからは気力が沸いて、せっかくなので色々と見聞を広めてこようと前向きに臨むことができ、振り返ってみるととても充実した出張となりました。